リンクされたデータベース v1.53+
リンクされたデータベースとは、別のデータベースのエントリーに記載されたデータベースのことです。そのエントリーには、ファイルパス、パスワード、キーファイルのパスなど、リンク先をワンクリックで開くために必要な情報をすべて含めることができます。

これは、複数のデータベースを使っていて、それらのマスターキーを「メイン」のデータベースに保存している場合に特に便利です。たとえば、家族で共有しているデータベースのパスワードを、個人用のものに保存しておくことができます。
仕組み
内部的には、リンクされたデータベースを含むエントリーは、特定のフィールドに特定のデータを持つ通常のエントリーにすぎません。
- URL には、データベースの URL、パス、またはファイル名(
.kdbx拡張子を含む)を入力します - パスワード には、データベースを開くためのパスワードを入力します。このフィールドは省略可能です。
- ユーザー名 には、データベースを開くためのキーファイルの URL、パス、またはファイル名を入力します。このフィールドは省略可能です。
INFO
パスワードとキーファイルは省略可能ですが、少なくともどちらか一方は指定する必要があります。
いくつかの重要なポイント:
- KeePassium が認識するのは、アプリに追加済みのファイルのみです。
- KeePassium はファイル名のみでファイルを識別し、パス部分は無視します。つまり、URL が
/home/path/database.kdbxでもhttps://host:8080/something/database.kdbxでも、アプリは追加済みのデータベースの中からdatabase.kdbxを探します。 - リンクされたデータベースを開くと、現在開いているものは閉じられます。
- リンクされたデータベースを開いても、KeePassium はその認証情報を記憶しません(以前に同じファイルを手動で開いたことがある場合を除きます)。
他のアプリとの互換性
リンクされたデータベースは、KeePassXC およびそのデータベースの自動オープン機能と互換性があります(そもそもこの機能がリンク機能の着想元です)。どちらのアプリも、同じエントリーフィールドからファイル名とパスワードを探します。
- KeePassXC では、URL を
kdbx://で始め、アプリがデータベースを見つけられるフルパスを指定する必要があります。(例:kdbx:///home/path/myDatabase.kdbx)URL をダブルクリックすると、KeePassXC はリンク先を自動的に開きます。 - そのエントリーを KeePassium で開くと、アプリはリストに
myDatabase.kdbxがあるかを確認し、開くかどうかの確認を表示します。 - KeePassXC はリンクされたデータベースを新しいタブで開きます。KeePassium は代わりにリンク先へ切り替えます。
一部のアプリはリンクされたファイルを認識しないかもしれませんが、エントリーのフィールドはそのまま保持されます。そのため、他のどのアプリでデータベースを編集しても安全で、リンクに影響することはありません。